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インジェクションシステム対応
GDIテスト&サービスシステム
What is GDI?
GDIは、ガソリン ダイレクト インジェクション(直噴/筒内噴射)の略語です。
燃料を直接燃焼室に噴射するシステムで多くのメーカーで様々なバリエーションが使用されています。
このシステムの呼称には、システム名を略したものが多く使用されています。
FSI = VW Audi ( Fuel Stratified Injection)
SCi = Ford (Smart Charge Injection)
IDE = Renault (Injection Direct Essence)
JTS = Alfa Romeo (Jet Thrust Stoichiometric)
SIDI = Holden (Spark Ignition Direct Injection)
HPI = BMW (High Precision Injection)
HPDI = Porsche (High Pressure Direct Injection)
Ecotec = GM, Vauxhall, Opel
CGI = Mercedes Benz (Charged Gasoline Injection)
DISI = Ford/Mazda (Direct-Injection-Spark-Ignition)
GDI = Mitsubishi Peugeot Citroën, Hyundai, Volvo, (Gasoline Direct Injection)
FSI = VW Audi ( Fuel Stratified Injection)
GDIシステムは燃料を直接燃焼室に噴射します。そのためインジェクターはポート噴射に比べはるかに高い燃料圧力で作動します、燃料圧力は最大200barに達します。
ステンレス製で高精度な燃料ポンプ、インジェクターが必要とされ、ポート噴射システムに使用されているものに比べはるかに高いパフォーマンスで作動することが必要となります。
インジェクターは極めて高い圧力条件下で非常に精密な量の燃料を短時間(条件によりミリセカンド以下)で供給できるようにデザインされています。
これらのシステムを制御するためのECUもハイスペックのものが使用され、ECUの供給電圧はより高い電圧が要求され供給電圧を最大90Vにまで高めたシステムも存在します。

現在、この種のシステムを製造する多くのメーカー存在します、中でもローバート・ボッシュはGDI テクノロジー開発の先駆者でありリーダー的な存在です。
ロバート・ボッシュは、直噴ガソリンエンジン車生産が、2010年には世界で300万台に増加すると予測しています。
また、新たな方式を採用した直噴ガソリンエンジンも多く誕生しています。

GDIシステムには成層燃焼と均一燃焼の2つの作動モードがあります
成層燃焼モード
このモードはエコノミー燃焼サイクルと呼ばれエアーフューエルレシオをシステムによつては65:1にまで高めることができます。
成層燃焼は、燃料の濃い層と薄い層をシリンダー内に作り燃焼させる方法です。
インジェクターはピストンが圧縮行程後半に最小の量の燃料を燃焼室に噴射することにより混合気を層状化させます。
これによりポンプ損失や冷却損失の減少等により燃費の向上が望めます。
このモードはアイドリングや車が低速走行する小さなスロットル開度の状態で使用されます。
均質燃焼モード
このモードは、ノーマル燃焼サイクルと呼ばれエアーフューエルレシオは限界値 25:1 程度です。
均質燃焼は、従来のガソリンエンジンで使用されている方式で空気と燃料を混ぜて燃焼室内すべてで同じ空燃費にして燃焼させる方法です。
これにより、十分な混合が得られ燃焼が円滑に進むので高出力を得ることができます。
このモードは高負荷、高回転時に必要な性能が得られます。
エンジンマネージメントシステムが、成層燃焼及び均質燃焼のモードを切り替えポイントを決定します。

スプレーパターンとフローレートの分析
ASNU GDIシステムは、安全な操作レベルでインジェクタを比較することができるように設計されています。熟練の技術者から初心者のメカニックの方にもご利用頂けます。

GDIシステムが装着されている車輌の燃圧は、システムにより異なりますが75barから最大200barに達します。
この高燃圧は扱いなれていたとしても潜在的な危険を持つ圧力です。
ASNU GDIシステムは、安全かつ容易にインジェクターの性能試験を可能にするために10barを上限とした安全な燃圧でインジェクターを作動させてます。

また、GDIのエンジンマネージメントシステムはインジェクターの開閉時間を極めて短時間に設計しています、最大の作動時間ですら僅か5ミリセカンドです。
これはインジェクターのスプレーパターンの視覚テストを困難で危険なものとしています。
ASNUGDIシステムは、インジェクターに車輌のECUをシュミレートした正確なピークアンドホールド電流を供給し、シーケンシャルモードで作動させています。

これによりASNU GDIシステムはユーザーがインジェクターのスプレー検証により燃料供給量や噴霧状態の差異を詳細に安全に検証することを可能にています。
また、複数のオペレーションモードには非常に長い持続時間でインジェクタを開くモードが設定されています。
このモードによりスプレーは誇張され、スプレーパターンの検証をより容易にしています。

GDI インジェクター & フューエルトリム
GDI インジエクターの均一な燃料分配と噴霧状態は優れたパフォーマンス、エコノミーおよびクリーンな排気ガスを維持するのに重要です。
インジェクターによって供給される燃料の量はさらに重要な要素になっています。
最新の適応型エンジンマネージメントシステムはショートタームとロングタームの燃料トリム調整を行います。
CO排出量のあらゆる不一致を補正するために燃料供給量を調整します。
いくつかのシステムに於いては各インジェクターへの燃料供給量を最大15%調整することができます。
しかし、燃料トリム調整はシリンダーにより異なる測定値が存在する場合、それぞれに対応することはできません。
不十分な燃料供給や霧化を正しく調整することにはなりません。
燃料トリム調整は問題の原因を解決していません、単に問題を補うだけです。
問題を解決するためにその原因を追求してください。
現行のエンジンマネージメントシステムは個々のインジェクターの燃料分配量や霧化状態を測定し補正することはできません。
スプレーパターン、霧化及び燃料供給量が不均一なGDIインジェクタの選別
ユーザーはASNUシステムにより様々な作動サイクルやシーケンシャルモードに於けるインジェクタの作動を目視でテスト、確認することができます。
ASNUシステムには、インジェクター性能を比較するためにシミュレートされた様々なミリセカンド&RPMのテストサイクルが予めプログラムされています。
シーケンシャルテストモードではインジェクター作動本数の選択により、それぞれのRPM&ミリセカンド設定でインジェクター操作が可能です。
Technical Specifications
重量&サイズ:30kg / L55.W45.H70
ASNU Classic 装備
LEDバックライト付きディスプレイ・ウインドウ
マルチ言語選択プログラムの採用
LCDデジタルオペレーション・ディスプレイ
使いやすいキーパットオペレーション
ASNU 機能
インジェクター・ショットカウントディスプレイ
インジェクター・ショットタイムディスプレイ
デューティサイクルディスプレイ
Lbs-Hour/ミリメーターカリキュレーター
マニュアル&オートマチッククリーニングサイクルの採用
モーターサイクル・インジェクター
マリンエンジン・インジェクター
LPG・インジェクター
様々なマニホールドインジェクターに対応
Classic GDI 追加装備
ハイプレッシャーフューエルポンプ
ハイレッシャーフューエルレール
ウルトラソニッククリーニングバス

トップ&サイドフィードサービスツール(一部OPT)
Classic GDI 特徴
・多くのタイプのGDIインジェクターに対応
・スタンダードマニホールドインジェクター用シーケンシャル/同時点火測定選択機能
・ファスト・インジェクターターンオン&ターンオフ・サーキットの採用
・インジェクターインダクタンス測定-インジェクターマグネチックサーキットチェック
・ECUの電流設定にマッチしたマッチピーク&ホールド電流コントロール
・シングルインジェクター〜マルチインジェクター操作選択
・GDIインジェクター・シーケンシャルファイアリングオペレーション
・スプレーパターン&フローレート on-car シュミレーション
・8本までのGDI/FSIインジェクターを同時測定可能
・18種類のM/S&RPMテスト選択、スタティック&ダイナミック
 オペレーション
オプション
USBコンピューターインターフェイス/ECUピーク&ホールド電流、
ミリセカンドパルス幅及びエンジン回転数シュミレーション調整用